敬覚寺 無量寿塔のご案内 本文へジャンプ

敬覚寺無量寿塔建立の趣意

此の度、当山におきまして多方面からのご要望もあり敬覚寺無量寿塔を建立する事になりました。
これは永代護持合祀墓と称し、敬覚寺が永代にわたって護持させていただくお墓という事であります。
最近海や山へ散骨する事も聞いておりますが、白分一人だけの問題として、遺骨を粉々にして地球にバラ撒いて何も残らないさばさばした死後という意味ではそれもいいかもしれません。
しかし、“死というものは個人一人のものではない”とは作家森村誠一氏の言葉ですが、久遠の過去より連綿とつながっている先祖から受け継いでいる自分の生命を考えた時、“生命”と同じように“死”さえも自分一人のものではないという事が言えるのではないでしょうか。
一生懸命生き抜いた人の存在の証としてお墓は先立った人、遺された人の大切なよすがとなるべきものでありましょう。
我々は人間としてたとえ親戚縁者のない人であろうと、先人をしのびその願いを後世に伝えていかなければなれないと思います。
まして親鸞聖人のお念仏の流れをくませていただく同朋としてこの事は決して見過せる問題ではありません。
阿弥陀様が私達人生のゆくすえをしっかり引受けて下さるように、この無量寿塔も又ご縁の方々を確かに受けとめ、生命終えたすべての人が永代にわたって敬まわれる場所として、寺としても大切にお給仕していきたいと思っております。
そしてこの事がお念仏のご縁につながる事を願いこの計画が始まりました。
現在墓所をお持ちの方はご心配には及ばないところでありますが、郷里に残してあるご先祖の遺骨をどうしたらよいか、又白分だけの墓所をどこにどうして定めるかなど、いろいろ御事情をかかえておられる方々に少しでもお役に立てれば幸いとするところであります。
合掌

平成十二年五月
宝華山敬覚寺
住職 釋義宏

ご利用案内

利用申込者は浄土真宗本願寺派敬覚寺の門徒(檀家)として、皆等しくそのあらゆる催事に随時参加する事ができます。【法話会、聖典講座、仏教婦人会、本山、別院他ご旧跡参拝、懇親旅行、各種行事(寺に掲示)など】又、東京では築地本願寺が本山の別院となっていますので、同所での各種行事に自由に参加することもできます。

毎年春の法要即ち、門信徒総永代経法要、聖徳太子講法要にあわせ無量寿塔の永代経法要を併修します。

本堂又は、塔前の法要、読経等は事前にお申込ください。

墓参について
 お線香は、当山客殿入口に常備の線香、着火器をご利用下さい。
 墓参の仏花は、各自でご持参下さい。

墓参の折は、できれば御本尊を御安置してある本堂にお参りしましょう。

敬まう人は敬まわれる、拝む人は拝まれると申します。御同朋御阿行として先立っていかれた方々を偲び、御縁の方は平素から無量寿塔に香華を手向けましょう。

使用規定

この墓所の名を敬覚寺無量寿塔永代護持合祀墓、略して無量寿塔と称す。

本施設を利用する方は、この規定に従って頂きます。

本施設は、当山がこれを管理運営します。

本施設の利用申込者は、利用申込書並びに住民票を提出し、別に定める永代使用冥加金、永代護持冥加金、納骨時諸経費を事前に納入し、使用承諾書の交付を受ける。

本施設の利用申込者は、浄土真宗本願寺派当山の門徒(檀家)として、寺の行事等に積極的に参加していただきます。(過去の宗旨宗派は問いません)

本施設の利用者は、当山維持管理費(門徒講金と称す)として月二〇〇円(年払)を随時納入する。

住所等変更事項が生じた時は、速やかに届け出ていただきます。

利用申込者が信仰を変え、門徒たり得なくなった場合は、本人の遺骨を納める事はできません。

既納の冥加金は原則として返還致しません。

納骨について
納骨方法は、本遺骨より専用の小壷に分骨し、これを塔内棚上に永代保管し、残余の遺骨は塔内のカロートに合祀致します。
(納骨までは、本堂内に仮安置致します)

石板刻入について
石板には俗名のみを順次刻入し、その他、先祖の遺骨数体を納める場合、○○家先祖と刻入し、詳細は無量寿塔過去帖に記録し、永代保存します。又、遺骨が数体ある時、ご希望によりそのすべてを石板に刻入することもできます。
(納骨は石板刻入とも適宜に行います)

毎年春の法要時に同塔永代経法要を厳修致します。

浄苑(当山屋内墓所)又は、当山境内墓所ご利用の方でご希望があれば、この無量寿塔にふりかえる事もできます。

申込要項

申込資格
過去の宗旨、宗派は問いません。申込後は、浄土真宗本願寺派敬覚寺の門徒(檀家)として登録します。

申込方法
使用規定を読み、使用申込書に埋葬許可証(又は、火葬許可証)住民票を添えて当山へお申込下さい。
使用承諾証をお渡しします。

懇志について
一件につき金六〇万円也
●但、無量寿塔永代使用懇志、永代護持懇志他諸経費として。
(分割も可)
●又、遺骨二体以上を納骨する場合、追加一体につき一〇万円を申し受けます。
●事情のある方は相談に応じます。

支払い方法

所定の口座にお振込ください。

門徒講金
利用申込者は、当山の門徒(檀家)としてその維持費を随時、寺へ納入して下さい。【維持費月二〇〇円以上(年払)】

利用申込者が使用権を放棄する時は、無償かっ無条件とし、使用許可証を返却します。

希望により葬儀の手続き、執行及び埋葬、永代管理まで寺として行う事もできます。

永代使用、永代護持の墓所ですので常時申込は可能です。

使用申込

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